2014年を迎え、スケジュールがタイトになってゆく欧州サッカー界。サッカーの華といえばゴールであることは間違いないが、そのゴールを演出するパスやドリブルも華を彩る重要な役割を有している。

今回は『bleacherreport』のコラムニスト、Alex Richards氏が今季最もノリノリなクリエイティブな選手を選出しているのでご紹介しよう。なお、クリスティアーノ・ロナウドやズラタン・イブラヒモヴィッチ、そしてルイス・スアレスなどのようにゴールを決める特性の強い選手は除外しているとのこと。

10 Best Creative Players in Europe so Far in 2013-14

■ メスト・エジル
所属: アーセナル
国籍: ドイツ
寸評: 芸術的なポゼッション、クレバーな横への動きなど常にボールをコントロールしている。エジルはガナーズのゴールと得点機を演出するメインアーキテクト。ここまで4250万ポンドの移籍金に見合う活躍といえるだろう。

■ フランチェスコ・トッティ
所属: ローマ
国籍: イタリア
寸評: ローマが開幕10連勝を達成した間、トッティは8試合に出場して6つのアシスト。この間、1試合平均3.4の決定的なパスを送っている。効果的なサイドチェンジも多く、ロングボールを58回試みて49回成功させている。

■ コケ
所属: アトレティコ・マドリー 
国籍: スペイン
寸評: 2012-13シーズンにブレイクし今季は更に改善。とりわけファイナルサードで信じられないくらい決定的な存在となっている。既にリーガ・エスパニョーラで8アシストを記録しており、1試合平均で2.4の決定的なパスを供給している。

■ フランク・リベリー
所属: バイエルン
国籍: フランス
寸評: バロンドールにノミネートされるなど昨季からの素晴らしいフォームをクラブでも代表でも継続中。13試合で7アシスト、1試合あたり2.9本の決定的なパスと6本の効果的なドリブルをみせて、バイエルンを首位に導いている。

■ アレッシオ・チェルチ
所属: トリノ
国籍: イタリア
寸評: スピードがあり、直感的でトリッキーなドリブラーであるチェルチは対峙するDFに多くの混乱をもたらしている。セリエAで7アシストを決めており、1試合あたり1.3本の決定的なパスと3回の効果的なドリブルを披露している。

■ ネイマール
所属: バルセロナ
国籍: ブラジル
寸評: 過大評価、誇大宣伝、と懐疑的な目を一掃する事に成功。14試合で8アシストを記録。1試合あたり2本の決定的なパスを送り、ドリブルは14試合で48回成功させている。チャンピオンズリーグでも6試合で4アシストと大爆発だ。

■ ダビド・シルバ
所属: マンチェスター・シティ
国籍: スペイン
寸評: 27歳のスペイン代表は負傷から復帰すると自らの存在価値を証明。11試合で5アシストを記録。1試合あたりの決定的なパスはなんと4.1本。彼以上に決定的なパスを供給した選手は欧州に存在しない。プレミアリーグでは1試合あたり72.6本のパスを送っており、88.1%の確率で成功させている。

■ イヴァン・ラキティッチ
所属: セビージャ
国籍: クロアチア
寸評: 知性溢れるドリブラーであり、狭いエリアでも素晴らしい技術を見せ、パスの出し方を熟知している。今季は6アシストを決めており、1試合あたり、2.7本の決定的なパス、3.1本の正確なクロス、5.3本の正確なロングパス、58.5本のパスと素晴らしい数字を残している。

■ セスク・ファブレガス
所属: バルセロナ
国籍: スペイン
寸評: 既に16試合で9アシストを決めており、ヨーロッパで彼以上にアシストを決めている選手はいない。1試合あたりのパスの本数は58.1本であり、成功率は86.2%だ。

■ ウェイン・ルーニー
所属: マンチェスター・ユナイテッド
国籍: イングランド
寸評: ユナイテッドは好発進を切る事ができなかったが、ルーニーは多くの役割をチームでこなしている。9ゴールを奪っているが、彼の深い位置で組み立てる力やアシストする力はプレミア随一だ。9アシストとを決めており、ロングパスは1試合で5.3本、決定的なパスは2.4本決めている。

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