ベッドの側にコーランの設置を求めたのは、イスラム教圏のアルジェリア代表である。ご存知の通り、コーランとはイスラム教の聖典であり、選手たちがいつでも手を取れるよう協会側が要求したらしい。

日本代表とも対戦する可能性があるウルグアイ代表は、静かなエアー・コンディショニングを求めている。理由は「快適な睡眠を確保するため」だそう。

また、少しヘンテコなお願いをしているのは、南米のエクアドル代表だ。なんでも、彼らは毎日母国産のバナナをホテルに提供するよう注文したという。果物情報サイト『果物ナビ』によれば、2012年の世界におけるバナナの生産量はインドが1位で約24%のシェアを占める。エクアドルは4位に位置するが・・・やはり愛する母国のバナナこそ彼らにパワーを授けるのだろう。

他にも一風変わった注文をしているチームがあるようだ。いつも何かと揉めている印象のあるフランス代表だ。フランス代表が宿泊予定のJPホテルのゼネラルマネージャーはこのようにコメントしている。

「彼らは2種類の液体石鹸を用意するよう言ってきました。シャワー用と手洗い用だそうです」

ちなみにフランス代表の各部屋は完全個室で、部屋の色まで指定があったそうだ。なるほど、さすがはおフランス。このあたりのこだわりは、さすがエスプリを利かせた文化のものだと言えるだろう。