5月17日、オーストラリア・Aリーグのウエスタンシドニー・ワンダラーズは「DFマシュー・スピラノヴィッチと2年間の契約延長を行った」と発表した。
マシュー・スピラノヴィッチは1988年生まれの25歳。オーストラリア国立スポーツ研究所を卒業してドイツに渡り、ニュルンベルクで育成されたディフェンダー。2010年には浦和レッズと契約し、2012年にアル・アラビに移籍するまで2年半日本でプレーした経験を持つ。
2013年10月にウエスタンシドニー・ワンダラーズへと加入したスピラノヴィッチは、センターバックのレギュラーとして活躍を見せた。またボランチとしても起用されたほか、時にキャプテンマークも巻くなど、欠かせない戦力となった。それを評価され、2014年ワールドカップのメンバーにも選出されている。
今夏契約が切れること、そして国外のクラブからの話があるといった報道から退団も噂されたが、スピラノヴィッチはワンダラーズへの忠誠を誓い残留を決断した。
『クラブ公式』
マシュー・スピラノヴィッチ
「オーストラリアに戻り、ウエスタンシドニー・ワンダラーズと契約することは、自分にとって正しい決断だったと思う。
海外に出ることもオプションとして考えていた。しかしポパ(トニー・ポポヴィッチ監督)がこのクラブに植え付けた文化が、自分の心を動かしたんだ。
まだ一年もたっていないのに、ポパと彼のスタッフは僕を完全なコンディションに戻してくれた。この2,3年では初めての経験だった。
ヨーロッパ、あるいはアジアのクラブから誘われても、選手としてはいつだって最高のチームで最高の試合をしたいもの。ワンダラーズと契約することによってそれを実現でき、自分が成長できるチャンスになることを知っている。
クラブ、ファン、そしてこの環境は、自分にとってファンタスティックだ。次に来るチャンスを楽しみにしている」
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