ライアン・ギグス
「私は誇りに思っている。世界に名だたるビッグクラブで963試合を、ウェールズ代表で64試合を戦えるという名誉と幸運に恵まれた。
私の夢は常にマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることであった。選手として身につけていたジャージをもう着られないということには、悲しみもある。
しかし、私はとても幸運だった。世界トップクラスの選手とともに戦うという夢を叶え、驚くべき監督であったサー・アレックス・ファーガソンのもとで働いた。そして、世界で最も偉大なファンの前でプレー出来た。私はいつもサポートを感じていた。感謝したい。
さらに、この数年にわたってマンチェスター・ユナイテッドを支えてきたスタッフ、及びサポートチームにも大きな感謝を述べたい。選手たちをいつも最高の状態に導いてくれた。彼らの継続的な仕事がなければ、これほどの成功をおさめることも、34個ものタイトルを獲得することもできなかった。
また、愛を与えてくれた友人や家族にも。その支援に特別な感謝の言葉を届けたい。
自分にとって、今日は多くの感動とともに迎える、新しい章の始まりだ。大きな誇り、悲しみ、そして未来への希望に興奮している。
ユナイテッドのファンは、私の確信を共有して欲しい。クラブ、マネージメントやオーナーは、クラブを将来偉大な場所に戻すために出来る限りのことをやっている。そしてそれが徐々に進んでいくことを望んでいる。
世界で最も偉大なファンへ――ありがとう。私はいつだって君たちを愛してきたし、君たちのため、そして世界最高のクラブであることを証明するためにプレーしてきた。
では、また来シーズン会おう」