初めまして。ブラジルでサッカー指導者をしております平安山(へんざん)と申します。

日本の様々なチーム、年代で指導した後、東南アジアでの研修を経て、ブラジル全国一部リーグのAtlético Paranaenseへ指導者留学。現在は2012年クラブW杯で優勝し世界一に輝いたSCコリンチ ャンスにて己を磨く日々です。日本の皆様に少しでも貢献出来る様に努めますので、今後とも宜しくお願いします。


W杯まで残り一ヶ月を切りました。

コリンチャンスのホームスタジアムで、W杯の開幕戦会場でもある、サンパウロのアレーナ・ジ・サンパウロ。

ここはFIFAに2013年12月には完成を約束していたのですが、かなり工事が遅れている事は日本でもすっかりお馴染みの、残念なニュースとなってしまっています。

そして先日、ギリギリまで「間に合う」と公言していた責任者が遂に屋根が間に合わない事を認めました。

今日(寄稿時5月18日)はそんなアレーナ・ジ・サンパウロで、初の公式戦が行われました。

試合はコリンチャンス対フィゲレンセ。記念すべき大事な一戦で0-1で我がコリンチャンスは下位を相手に不覚。残念な結果となりました。

さて、アレーナ・ジ・サンパウロの完成時の収容人数の予定は6万5000人ですが、 現在は未だ2万5000人分の座席が未完成のまま今回の試合を迎えてしまいました。

このせいもあって、試合会場では大勢のコリンチャンスサポーターが試合会場まで来た のに会場から追い出される、という事態が発生しました。座席不足により追い出されたサポーターは、雨が降る外で待機していました。