6月1日、『Mail』は『ナイジェリアのフットボール代理人が、ワールドカップの試合で買収行為をする計画を進めていたと明かした」と報じた。

記事によれば、匿名の記者の取材に対し、代理人を務めてきたヘンリー・チュクマ・オコロジ氏が『ワールドカップの試合結果を操作することが出来た』と主張していたとのことで、これが証拠となり逮捕されたという。

日曜日にナイジェリアの新聞に掲載された内容では、オコロジ氏はイエローカードを貰った選手におよそ40000ポンド、ペナルティキックを与えた選手におよそ80000ポンドを渡す計画だったと示唆していた。

ナイジェリアについては、先日行われたスコットランドとの親善試合が犯罪組織のターゲットになっているとして、全国対犯罪エージェンシー(NCA)が調査したという報道があり、それからわずか数日後で再びスキャンダルが発生した。

オコロジ氏と、“ジョー”と名乗る仲間は、ミラノのホテルの部屋でレポーターに対してそれらの価格を明かした。また、彼らはラツィオに所属するナイジェリア代表MFオジェニー・オナジをホテルに呼びだそうとしたという。

そして『2選手については100%買収している。何をするかも決まっている。イエローカード、レッドカード、そしてペナルティキックで支払いだ』と話し、ナイジェリアの代表選手の買収も完了していると主張。

しかし、その選手が誰か?という問いに関しては『彼のキャリアのために名は明かせない。エージェントが彼の電話を監視している』と答えたという。

なお、このスキャンダルで突然名前を出されたオジェニー・オナジ選手は、自身のツイッターで八百長への関与をきっぱりと否定している。

上記の通り、ナイジェリアは先日行われたスコットランドとの親善試合が犯罪組織のターゲットになっていると捜査を受けたばかり。

その試合の中でも、GKオースティン・エジデによる非常に珍妙なオウンゴール未遂(審判が試合を止めたため、得点は認められなかった)があり、大きな話題となった。

現在のところ、FIFProの調査でこの試合に犯罪の兆候は確認されていないとのことだが、ナイジェリアはワールドカップ予選でも八百長シンジケートの支援を受けたという報道があり、あまりにも連続してスキャンダルが発生しているのも事実である。

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