6月11日、『La Parisien』は「パリ・サンジェルマンの会長を務めているナースル・アル・ハライフィ氏は、ブラジル代表DFマルキーニョス、イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの2名を売却しない方針である」と報じた。
現在マルキーニョスに対してはバルセロナが強く興味を示しており、金銭とダニ・アウヴェスの譲渡という条件を提示していると言われている。
また、昨日『Gazzetta dello Sport』は「レアル・マドリーがマルコ・ヴェッラッティの獲得に向けて3000万ユーロ(およそ42億円)を用意している」と報じており、カルロ・アンチェロッティ監督がかつての教え子を獲得しようとしていると伝えた。
パリ・サンジェルマンはファイナンシャル・フェアプレー制度に違反したことにより給与総額増加の禁止が言い渡されており、移籍金収支についても総額制限がかけられている。さらに既にチェルシーからブラジル代表DFダヴィド・ルイスを獲得していることから、何らかの方法での資金の回収は必須だと考えられている。
しかし、記事によればパリ・サンジェルマンのアル・ハライフィ会長は、この二人について放出する方針はなく、交渉には望まないとクラブに伝えているとのことだ。