イングランド2部に所属するブラックプールが、なかなか大変なことになっている。

ブラックプールは1887年に創設されたイングランドのチームである。2010-11シーズンにはプレミアリーグに昇格したため、名前くらいは知っている人も多いだろう。しかし、その後チームは1年で降格。昨シーズンはイングランド2部のフットボールリーグ・チャンピオンシップで20位につけ(全24チーム)、近年では長く2部に沈んでいる。

そんなブラックプールが悲鳴をあげている。なんでも、 このオフに選手を大量に放出したため、現在クラブの公式HP上には8選手の情報しか掲載されているというのである。その証拠をご覧いただこう。

ある意味斬新なこの人数!しかもよく見てみると、8人全員がフィールドプレーヤーという異端っぷり。これぞ、井原正巳の言う「メンバーが足りません」状態である。

なんでもブラックプールはこの夏、多くの選手がチームを離れることになり、このような事態が発生したという。たとえば、ポール・インスの息子で、多くのクラブが獲得を希望していたトム・インスはハル・シティへと移籍している。

他にもそういった選手が大量で、『transfermarkt』の"Departures(放出選手)"の欄を見ると・・・・

これはアンビリーバブル。この情報に従うと多くの選手が契約切れ扱いになり、このチームを去るようだ。なお、"Arrivals(獲得選手)"の欄には2人しか名前がなかったことが、今回の非常事態を引き起こしているのは言うまでもない。

ちなみに、そんなブラックプールのプレシーズンはと言うと・・・

本当にこの人数でやってるみたい。2014-15シーズンのチャンピオンシップの開幕は8月9日。あと1ヵ月もないが、ブラックプールは無事新シーズンを迎えることができるのであろうか。

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