『Gazzetta dello Sport』は「サンプドリアに所属している元イタリアU-21代表FWステファノ・オカカは、イングランドに戻ったマリオ・バロテッリに対して『失敗を他人のせいにしてはいけない』と話した」と報じた。
ナイジェリアにルーツを持ち、ローマの下部組織で育成されたストライカーであるステファノ・オカカ。かつては将来のイタリアを支える存在になるのではないかと期待されたものの、長い間伸び悩むことになった。
そのため選手としてはそれほど重要な存在にはなれずにいるものの、イタリアで育った黒人選手ということで多くの差別問題などにも直面した経験を持ち、一種ご意見番のような立場になっている。
ステファノ・オカカ
「バロテッリがイタリアを離れることになったのは、イタリアサッカーの失敗か? いいや、むしろ失敗をしたのは彼の方だよ。
偉大な王者が圧力をかけられていなかったと思っているのだろうか? イブラヒモヴィッチがイタリアにいたとき、彼は30ゴールを決めているんだ。
彼は他の何かを責め続けてはいけない。マリオは大選手であるが、イタリアで問題があったのならば責任の半分は彼にある。
時にこの世界では。自分自身を見つめ直す必要がある。彼が偉大な選手であるという事実は残る。新しいイングランドでの経験は、彼が以前持っていた飢えを再発見するための助けになるかもしれない。
(セリエAの選手育成について)
タレントはいる。しかし、20歳の選手に100%の犠牲を期待し、勝利をもたらしてくれることを求めてはいけない。もしそのような姿勢になれば、我々が正しい道を進んでいないことを意味する」