11月9日、『Tehran Times』は「イランサッカー連盟は、U-23代表監督を務めていたネロ・ヴィンガダ氏との契約を終了した」と報じた。
先日行われたワールドカップで健闘を見せ、アルゼンチン相手にも力を発揮したイラン。アジア屈指の強豪として知られるものの、先日行われたアジア大会ではフル代表経験者を多く揃えながら大敗。ベトナム、キルギスタン相手に1分け1敗の最下位に終わり、大きな批判を集めていた。
その後チームを率いていたネロ・ヴィンガダ氏の処遇については様々な話が出たものの、ついに土曜日にイランサッカー連盟は解任を決定し、契約を解除したとのこと。
なお、後任については以前からクロアチア人指揮官のズラトコ・クラニチャル氏であると報じられており、そのとおり数日中に交渉が行われる見込みとなっているようだ。
ただし、ヴィンガダ氏は取材に対して「正式に解任されたわけではない」と話したとのことで、まだ双方の主張には違いがある。どのような動きになるかはまだ行方を見守る必要があるだろう。
ネロ・ヴィンガダ氏はこれまでマリティモやヴィトーリア・ギマランエスなどポルトガル国内のクラブに加え、アラビアやアジアでの指導経験豊富なベテラン指導者。今夏2年契約を結んだものの、数ヶ月の指揮でまだ一勝もしていない。