11月14日、『Sky Italia』は「イタリア・セリエAのインテルは、ファイナンシャル・フェアプレー制度に抵触することを避けるため、ロベルト・マンチーニ新監督の年俸を450万ユーロ(およそ6億5000万円)に抑えている」と報じた。
インテルは昨日ヴァルテル・マッツァーリ前監督を解任し、ロベルト・マンチーニ新監督の就任を発表した。
前監督の契約は2016年6月まで残っており、彼の年俸であった350万ユーロ(およそ5億円)はあと1年7か月に渡って支払わなければいけないという状況がある。
ロベルト・マンチーニ新監督の条件については明かされていないものの、記事によると2017年6月までの契約であり、年俸は今季が350万ユーロ(およそ5億円)、そして次年度から450万ユーロ(およそ6億5000万円)+ボーナスという内容であるという。
これだけの余分な支出を余儀なくされたインテルは、現在FFP制度の監視対象となっていることもあり、罰則を避けるためにはこれ以上の財政的なダメージを抑える必要がある。
そして、これらの状況をマンチーニ監督は理解しており、1月のマーケットでの補強に関してはそれほど大きな要求をすることはないという。
とはいえ、それでは根本的なチーム力の向上にはならないため、今後も成績が伸びず苦しい状況が続けばより悪いスパイラルにはまってしまう可能性もある。インテルにとって、今回の監督交代は比較的大きなギャンブルになりそうだ。