一週間ほど前の話だが、12月8日、ブラジルのフットサル1部リーグに当たる「リーガ・フットサル2014」のプレーオフ決勝第2戦が行われ、ブラジル・キリンが2013年の南米王者で国内リーグ2連覇中のADCインテリを延長戦の末に撃破。クラブ創設1年目での初優勝という快挙を達成した。

ブラジル・キリンはその名称からピンと来る通り、サッカー日本代表オフィシャルパートナーとしてお馴染みの「キリン」のグループ会社。元々は「スキンカリオール」というブラジル大手のビールメーカーだったが、2011年にキリンが買収。2012年から社名を「ブラジル・キリン」へ変更した。

フットサルチーム「Futsal Brasil Kirin」は、今年1月に創設。ホームタウンはブラジルW杯で日本代表がキャンプ地として滞在し、ブラジル・キリンの工場があることでも知られるサンパウロ州イトゥにほど近いソロカバ。ザックジャパンが練習を行っていたのもこのソロカバの競技場であった。(ソロカバにはトヨタ自動車の工場もある)

バレーボールや総合格闘技、ストリートレースなど、ブラジルにおいてもスポーツと密接な繋がりを見せてきたキリン。

フットサルでは創設間もないチームに多額の資金を投入し、その目玉としてQolyでもたびたび驚愕プレーをお伝えしてきたフットサル界のスーパースター、ファルカンを獲得。

他にも、2003年の世界最優秀選手アドリアーノ・フォッリャやブラジル代表ゴレイロのチアゴなどが加入したチームは、世界屈指のレベルを誇るリーグで勝利を積み重ね、創設1年目にして見事チャンピオンに輝いたのだった。

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