動画で見る!アジアカップスターズは第9回目。今回は北朝鮮代表の若きエースストライカー、パク・クァンリョンを取り上げたいと思います。


パク・クァンリョン

1992年9月27日生まれ 22歳

10代から欧州でのキャリアを開始している、北朝鮮で最も期待を集めるタレントだ。

2011年のワールドカップ予選、日本代表が平壌に乗り込んだときの試合は衝撃的だった。Jリーグでは最高レベルのヘディングを持つ栗原勇蔵選手を相手に制空権を奪い、日本のディフェンスをものともしない強さと高さを見せた。試合後には「JにはいないレベルのFWだった」と評され、一気に評価を高めた。

しかし、彼はこの時まだ19歳。まだ日本でいえば高卒一年目という年齢でありながら、圧倒的な存在感を発揮していた。もちろんユース代表での実績も大きく、先日のアジア大会では銀メダル獲得を経験している。

188㎝という大柄な体格に加え、恵まれた脚力を生かしたジャンプ力、ダッシュ力があることで、鈍重さを全く感じさせない。空中戦に強く、ドリブル突破も得意で、運動量も豊富だ。とにかくアスリートとしての素質に恵まれている。

2011年にスイスのヴィルと契約し、その後バーゼルが保有権を獲得。14試合に出場した後はベリンツォーナ、ファドゥーツ(リヒテンシュタインから越境参加)にレンタル移籍し、あまり注目はされていないもののスイス2部ではコンスタントに結果を残している。

国際試合の機会が少ないため情報が多くない北朝鮮であるが、彼の実力については日本人が世界で2番目に知っているはず。今大会の活躍次第ではバーゼルに戻って柿谷のライバルになっちゃうかも?


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