動画で見るアジアカップスターズは第10回目、イランの順番が回ってきました。

現在FIFAランキングではアジアでトップ。先日行われたワールドカップでも健闘を見せ、実力でも日本、韓国に負けないところを見せた。というより、既に韓国には予選で勝ち越しているのですが……

カルロス・ケイロス監督が構築している守備は安定しており新しい選手が入りそうもありません。筆者はDFのペジマン・モンタゼリやハシーム・ベイクザデーが大好きなのですがここで取り上げるには地味すぎる……ということで、今回はレギュラーではないものの最も期待される若手FWサルダル・アズムンを取り上げます。


サルダル・アズムン

1995年1月1日生まれ 19歳(大会開幕時には20歳)

現在イランで最も期待される若手と言えば、おそらくNECナイメーヘンでプレーしているアリレザ・ジャハンバフシュか、このサルダル・アズムンになるだろう。既に欧州に移籍していることを考えても、彼らの才能はかなりのものであることは一目瞭然である。

イランユース代表での実績は圧倒的だ。U-20では18試合出場で19ゴールと、高い得点力を発揮。しかも彼は特にセンターフォワード専従ではなく、ウイングやインサイドハーフという役割をこなしてきての記録なのである。

この得点力から名づけられたのが「イランのメッシ」という仇名。180㎝を超える体格を持ち、そして右利きであるにも関わらずこの名前が付けられていることからも、スコアラーとしての才能がどれだけ認められているかが分かる。

2013年1月にはセパハンのユースからルビン・カザンに引き抜かれ、ロシアリーグでプロとしてのキャリアを開始。既に出場機会も得ており、コンスタントにプレーしている。夏にはアーセナルからスカウトが来たと報じられたが、まだ興味は生きてますかヴェンゲルさん。

なお、彼は少しイラン人っぽくない名前であるが、それはトルクメン人にルーツを持っているから。父親はバレーボールのイラン代表選手であったハリル・アズムンであり、スポーツ一家での育ちだ。


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