極寒地帯のフィンランド。特にこのロヴァニエミという街は北極圏に近く、現在の気温はマイナス22度であるという。そのため、他の欧州各国のように外で連取できる時間は限られており、シーズンは9月をもって一旦ストップしている。
ウソのようなホントの話。ここでは「サンタクロース」はクラブの象徴であるのだ。このタイミングで新シーズンに向けたクラブ会員募集の告知をしているあたりに、戦略性を感じる。
そして、このクラブにとってもう一つ重要な存在がさきほども触れた妖精である。ロヴァニエミでは「トントゥ」という妖精たちがサンタクロースのプレゼント配達のお手伝いをすると信じられており、FCサンタクロースと試合を行ったりしている。
ラップランドという特別な環境下でありながらも、強烈な個性を発揮するFCサンタクロース。
昨シーズンは3位に終わったが、今シーズンはすでにシーズンを終え3部リーグへの昇格を決めたのだという。トップチーム昇格までの道のりは険しいが、UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグのような舞台で目にすることもあるかも?