12月27日、『Corriere della Sera』は「イタリアサッカー連盟(FIGC)の会長を務めているカルロ・タヴェッキオ氏は、2016年までにセリエAを18チーム、セリエBを20チームに縮小する方針を明らかにした」と報じた。

先日アントニオ・コンテ代表監督が辞めてしまうのではないか、と言われたイタリア。その理由は代表チームに与えられる時間が少なすぎることであり、来年2月のキャンプではビッグクラブが選手を出さないと反対し、再来年のEURO前には18日しか準備の期間がないというスケジュールになっていた。

アントニオ・コンテ監督もさすがにこれらの状況には不満を抱いているとのことで、辞任はなかったものの問題意識を持っていることが報じられている。

今夏からイタリアサッカー連盟会長を務めているカルロ・タヴェッキオ氏は、これを受けて2016年までにセリエAを18チームに削減する方針を発表し、代表チームを優先できる状況を作りたいと話した。

カルロ・タヴェッキオ イタリアサッカー連盟会長

「我々は2016-17シーズン開幕前の6月30日までに投票を行いたいと思っている。セリエAは18チーム、セリエBとレガ・プロは20チームとし、セリエDの成長を促す。これは、EURO2016出場権を得ることとともに、2015年の大きな目標である。

(EURO2016前の準備期間が短すぎることについて)

18日しかないのでは、EUROの準備をすることはできない。平均は28.8日だ。全ての人々の協力を得て、これらを変化させることが出来ると確信している。早期にリーグを終わらせることを要求したい。

私は毎日コンテ監督と話している。彼は忍耐強く偉大なコーチだ。彼を放り出すことはない。イタリアのクラブにより強さと名声を与えなければならない。それは連盟の誰もが私に同意している。

誰もが、代表チームが国を象徴していることに同意している。システムの成長に反対する者もいる。しかし、最も重要視されるのは代表チームであるべきだ」

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