11月20日、『ASNA』や『Gazzetta dello Sport』など各メディアは「イタリアサッカー連盟の評議会において、セリエAのクラブの登録人数を25名に制限するなどの改革案が可決された」と報じた。

今夏新たな会長に就任したカルロ・タヴェッキオ氏は、当初からイタリア人選手の育成環境を改善させること、外国人選手の数を制限することを目指すと発表しており、これらはその改革案の一環となる。

内容としては、上記のようにセリエAの登録人数を25名に制限するとともに、その中に4名のユース出身選手、4名のイタリアで育成された選手を含めなければならないというもの。そして、U-21の選手については登録制限に含まれない。

また、EU圏外の選手については、これまでのようにシーズンごとの登録人数が制限されることに加え、3年以上のプロ契約があった選手でない限り、その枠を開けるための交換要員にはできないというルールが追加されるという。

なお、『Tuttomercatoweb』が現在のセリエAクラブの選手の内訳を掲載していたので、それをご紹介する。

アタランタ: 登録28人/ユース7人/イタリア育ち12人/海外9人

カリアリ: 登録29人/ユース7人/イタリア育ち14人/海外8人

チェゼーナ: 登録32人/ユース6人/イタリア育ち18人/海外8人

キエーヴォ: 登録27人/ユース0人/イタリア育ち13人/海外14人

エンポリ: 登録28人/ユース10人/イタリア育ち12人/海外6人

フィオレンティーナ: 登録35人/ユース6人/イタリア育ち5人/海外24人

ジェノア: 登録30人/ユース7人/イタリア育ち11人/海外12人

インテル: 登録28人/ユース8人/イタリア育ち3人/海外17人

ユヴェントス: 登録27人/ユース4人/イタリア育ち10人/海外13人

ラツィオ: 登録28人/ユース4人/イタリア育ち6人/海外18人

ミラン: 登録28人/ユース4人/イタリア育ち10人/海外14人

ナポリ: 登録25人/ユース1人/イタリア育ち4人/海外20人

パレルモ: 登録30人/ユース1人/イタリア育ち10人/海外19人

パルマ: 登録30人/ユース2人/イタリア育ち17人/海外11人

ローマ: 登録30人/ユース4人/イタリア育ち7人/海外19人

サンプドリア: 登録29人/ユース2人/イタリア育ち15人/海外12人

サッスオーロ: 登録28人/ユース2人/イタリア育ち22人/海外4人

トリノ; 登録27人/ユース1人/イタリア育ち11人/海外15人

ウディネーゼ: 登録32人/ユース2人/イタリア育ち7人/海外23人

エラス・ヴェローナ: 登録27人/ユース0人/イタリア育ち9人/海外18人

ユースとイタリアで育成された選手をそれぞれ4名揃えられているのは、現状ではアタランタ、カリアリ、チェゼーナ、エンポリ、フィオレンティーナ、ジェノア、ユヴェントス、ラツィオ、ミラン、ローマの10チームとなっている。

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