ルカ・トーニが明かす、キャリアでの後悔やバイエルン・ミュンヘンについて

（バイエルンに所属したけど、なぜ差が付いたのか分かった？）

彼らはとても良い施設を作ったんだ。試合の雰囲気を作り出していく。家族の興味を引き付けるためにね。

イタリアでは真逆だ。古く、醜い施設があり、全てが家族をスタジアムから遠ざけることに繋がっている。

僕が理解できないのは、イングランドが暴力に対して解決策を実施している一方で、イタリアは決して実施されることのない改革について話し合い続けていることだ。

（他には？）

サッカー選手であった者が管理をしているんだ。ユースでもプレーしたことのないような人物に、サッカー選手にとって何が最善かを決めることが出来るか？　バイエルンのフロントを知っているかい。ルンメニゲとヘーネスが指揮をしており、彼らはクラブの歴史を作った人物だ。

ヴィアリ、カンナヴァーロ、アルベルティーニ、デル・ピエロ。多くの者がいる。彼らは若者にとって何が重要なのか、良いスタジアムを作ることに何が必要なのかを知っている人々だ。こんなことは言いたくはないが、政治はサッカーから除外したい。

（フィオレンティーナ時代、なぜシーズン31点も取れた？）

全てがうまく行かなければいけなかったね。フィオレンティーナはチームが自分のためにプレーしてくれた。僕も軽いトラブルすらなかった。そして、ボールを触ればゴールになったよ。

（後継者は？）

ガッビャディーニはいい選手だし、ゴールはそれほど獲っていないけどオカカもね。彼らが量産し始めた時には、ビッグクラブで重要な存在になれるかもしれない。でも、彼らは忍耐の方法も知る必要があるけどね。

（インモービレはドイツに行かなくてはならなかった）

彼は得点王だったが、ユヴェントスはモラタを獲るために彼を売却した。

それが正しいかどうかは知らないよ。しかし、これはビッグクラブが国内よりも海外の才能に目を向けている一つの例だと思う」