アントワーヌ=キュリエは2001年にデイヴィッド・モイーズ率いるプレストン・ノース・エンド(英3部)でキャリアを始めるもイングランドでは結果を残せなかった。2005年にノルウェー3部で27得点をあげるとスコットランド、キプロス、マレーシア、カザフスタンと世界各国を転々とし1シーズン程度プレーしては移籍を繰り返している。『Dailyrecord』紙によると13シーズンで18のチームでプレーしたという(※編集部で計算したところユースもいれて18、入れないと16)。

褐色の肌を持つゆえ、人種差別に苦しんだ事も多いそうだ。アントワーヌ=キュリエは言う

「2度とカザフスタンには行きたくない。アウェイのファンは全員敵で、ホームのサポーターすら会長に黒人はチームにいらないと直接文句を言うんだ。」

アンドルが知性派代表だとすれば、アントワーヌ=キュリエはその正反対の野獣タイプだと言える。ハミルトンの赤白のボーダーユニを着ているとサッカー選手というよりかはラグビー選手の様な・・・そんな雰囲気を醸し出いている。

荒削りではあるが、身体能力を武器に強引にでも得点をあげていくことができるプレイヤーだ。自ら「ゴールをあげることが一番大事だ。なぜなら俺はストライカーだからね。」と語っている。ハミルトンには2011年にも在籍した経験があり、2013年に出戻りでチームへ加わると昨シーズンは12ゴールと結果を残した。フランス生まれだがグアドループ代表を選択、こちらでも2試合に1ゴールペースで得点を量産している。

地元のファンからは姓名の頭文字をとって「MAC」と呼ばれている。背番号「99」のエースストライカーは充実した時を過ごしている様だ。

フランスではトップチームにも進めなかった二人が、セルティックの黄金時代を脅かそうとしている。

【厳選Qoly】衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら