詳しくは本人のブログを参照していただきたいが、結果だけを言えば、3週間もともにしたセルビア人のコーディネーターがセルビア警察のブラックリストに載る超有名流詐欺師だったのだ。
自身のキャリアを共に開いてくれると思っていたパートナーに全てを裏切られ、150万円近い費用がパーになったという。
ヨーロッパは良くも悪くも秒で話が変わっていく。
俺みたいな選手でも欧州に身を置いてるだけで、ビッグクラブの名前が右から左にヒュンと流れていくことがある。才能と実力と実績があれば、マジでビッグサクセスを起こせるのは十分わかった。
才能はない、実力もない。まずは契約。あと2週間。
— 丸山 龍也 (@maru_ryuya) 2015, 2月 15
契約が進んでいると思われていた際に丸山が投稿したツイートである。十分に自分を謙遜しつつも、何か可能性のようなものを掴んでいる匂いがある。
今は資金が尽きかけており、みかんとバナナで飢えを凌いでいる丸山。ブログ上で、自身への投資を呼び掛けている。
こういった手法は、近年「クラウドファンディング」と呼ばれている。
単なる募金ではなく、あくまでも「投資」である。丸山は資金や物品の見返りとして、「自分がトップリーグやCLに出た時にVIP待遇でご招待します」としている。
サプリメントなどの物品提供も本人にとっては嬉しいようだ。こうした取り組みも、セルフブランディングの重要性を説く彼ならではであろう。
いずれにしても、まずは壮絶なまでの彼のブログを一読してほしい。
編集部からのメッセージに丸山は「もう動かなきゃいけない」と返信し、次なるアクションを起こそうとしていた。これだけの挫折を味わいつつも前を向こうとする彼を心から応援したい。
【リンク】スロバキア2部でプレー出来そうになったのだけど・・・やられた。話。