韓国と対戦したが、アジアの印象は?ランキングはどこまで上げられる?

アジア全体で言えば、各国のレベルは上がっている。ただ、いわゆるサッカー強国である南米や欧州には達していない。

ここに来る以前も日本代表の事は知っていた。今はもっと知っている。ここ二週間、日本のために働いてきたからね。

正直に言って、このチームはもっと上のレベルに行ける。私と仕事をするための質を持っている。ただ、先ほども言ったように、攻守両面において向上させないといけないところがある。

日本は数年前、20位やもう少し上のFIFAランキングにあったが、そこくらいまでは上げたい。しかしそれには時間が必要だ。皆さんの我慢が必要だ。全員の仕事が重要になる。

大仁会長とも話をしたが、彼にも要求した。まず我々スタッフがファミリーになること。良い仕事をするため、良い雰囲気を作って欲しいと。我々の関係作りがグランドにいい影響を与える。

今の日本を高いレベルに上げることは可能だ。私のこのノートにもこれからやるべきことをたくさんメモしている。今日はこの詳細には入らないが、いくつかの点を延ばしていきたい。

なぜかと言えば良い選手がいるからだ。テクニックがある選手がいる。多くのことはできないが、あることは出来る。皆ボールを欲しがる。

先ほども言ったように、彼らにもっといいプレーが出来ることも教えたい。引いてきた相手に対して、あるいはそうでない相手に対しても、どんなスピードで戦えばいいのか。速く攻撃することが全てではない。そのポジションングなども含め、リズムの変化や、フェイントなどについても。

そういった小さなものはあるが、そういったものを教えていきたい。私はFWだったので、そういったことの経験を踏まえて、向上させていきたい。

【次ページ】代表の愛称について