いよいよ残り5試合を切ったイングランド・プレミアリーグ。

優勝争いは首位チェルシーがマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの上位対決で1勝1分と勝ち越し、ミッドウィークの4月29日に行われたレスター・シティ戦も3-1で勝利。優勝に王手をかけ、本日3日、ホームでのクリスタル・パレス戦に臨む。

一方残留争いの方に目を向けると、最下位のバーンリーと19位のQPRがそれぞれ勝ち点26、27でかなり厳しい状況。その上では、2日の試合が終了した時点で14位のアストン・ヴィラから18位のサンダーランドまで、わずか勝ち点2差の大接戦を演じている。

この中で消化試合が1試合少ないハル・シティは今晩アーセナルとホームで対戦するのだが、そもそもこれだけ混戦になった理由の一つが、レスターの逆襲である。

昨年11月に最下位へ転落し、そのまま降格圏でシーズンを終えるだろうという見方が強かった古豪。

しかしナイジェル・ピアソン監督率いるチームは、4月に入ってから突如として4連勝。上記のチェルシー戦では先制しながら力及ばず逆転負けを許したが、もはやそのぐらいではチームの勢いは衰えず、昨日のニューカッスル戦でも3-0の快勝を収めている。

まだまだ安閑とできる状況ではなく、再来週にはサンダーランドとのアウェイゲームが待ち受けているものの、それ以外の2試合はサウサンプトン、QPRとのホームゲーム。なにより、3月までを考えれば自力で残留できるという現状は希望に満ちあふれているといえる。

そんなレスター、実はオーナーであるタイの大富豪、ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏(Vichai Srivaddhanaprabha)のとある行動も以前から話題となっている。

これはチェルシー戦後の様子だが、スタジアム名でもあるキング・パワーのCEOを務めるスリヴァッダナプラバ氏、試合後はなんとピッチに降り立ったヘリコプターで帰るのだ!

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