バルセロナの優勝で幕を閉じた2014-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。

世界最高峰のスペクタクルにサッカーファンは胸を熱くしたが、中でも衝撃だったのは準決勝でのあの出来事だろう。

Alexeyさん(@alexey085)が投稿した動画 -

カンプ・ノウで行われた準決勝1stレグ、バルセロナ対バイエルン戦でリオネル・メッシが決めた2点目である。

この試合、77分に先制ゴールをあげていたメッシは直後の80分、チームに追加点をもたらす。このゴールはバルセロナに決勝進出を近づける貴重なものとなったのだが、話題となったのはそのインパクトだった。

対人能力に自信を持ち、大柄なDFジェローム・ボアテングをあっさりと交わすと、ボアテングはピッチに転倒。そのシーンはリプレイでも何度も流され、サッカーファンの間では「アンクルブレイク」という言葉が飛び交った。あまりにも印象的だったのか、転倒したボアテングの映像は様々なコラ画像に使用されていた。

そんなボアテングがこのほど、『ESPN』に対しあの転倒について語っている。ファンの反応とは裏腹に、ボアテング自身はほとんど気にしていないようだ。

ジェローム・ボアテング(バイエルン)

「あのことは私にそれほど悪影響を及ぼしていないよ。

私は自分自身に対して笑っていた。ああいった場面で誰かが倒れてスリップし、また誰かがゴールを決めた――普通のことじゃないか。

こうしたことは起こるさ。

それは私にも起きるし、他の選手にも起きる。そのことは気にしていないよ。

私にとって、彼(メッシ)は世界で最高の選手。

それがフットボールさ。悪く見える日もあるし、何かが起きることもある。

私はディフェンダーだ。そのことが私自身を殺すわけわけでもない」

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