フットサルのチームが倍増
『UEFA direct』によると、フェロー諸島強化の取り組みとしては子供たちにフットサルを推奨していることにあるという。少年少女はU-12、U-14、U-16の3つの年代に分かれてプレーしている。
2012年にサッカー協会がフットサルのトーナメントを開始し、3年でチームは48から96に倍増したという。うち女子チームが25もあるというから驚きだ。
とはいっても、3年で代表チームが急に強くなるとは考えずらい。
編集部では、現地のサッカーファンと関係者何人かにコンタクトをとったが、代表が強くなった理由についてはよくわからないという感じで明確な回答は得られなかった。
拙い分析をするのであれば、ギリシャとの2試合では多くが右サイドからのチャンスメイクであり得点のパターンが確率されていた。現在の監督であるラーズ・オルセン監督の手腕によるものと言えるだろう。
ラーズ・オルセンがもたらしたもの
オルセン監督はかつてEURO92を制したデンマーク代表で主将を務めていた。引退後はオーデンセなどで指導者を務め、2011年より現在のチームを指揮している。
ライバルをリスペクトし、謙遜しながらも勝機を見逃すまいとする姿勢は以下の発言にも表れている。
ラーズ・オルセン
(フェロー諸島代表監督)
「北アイルランドはリスペクトしている。彼らは、EURO2016でロシアを倒している。今の地位にいることは非常に難しいことだ。前回、我々は4-0で敗戦している。」
「私はいつでも勝てると思っている。フィンランドやハンガリーに対してもだ。」
オルセン監督は数年前にこの様なことをコメントしていた。
「我々は信じがたい何かを成し遂げようと挑戦しなくてはならない。ヨーロッパにセンセーションを巻き起こしたい。」
今、その言葉が実現しようとしている。