シーズン開幕のエルチェ戦に71.6%を記録すると、続くビジャレアル戦でも72.2%とのその勢いは止まらず。最終節のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦では78.2%とシーズンを通して高い水準を保ち続けた。内訳を見てみよう。

バルセロナの今季支配率ベスト5

さすがに80%に到達した試合はなかったが、第14節のエスパニョール戦で最高記録となる79.1%を記録している。前半戦や後半戦だけであれば、開幕戦のエルチェ戦前半をはじめ80%を超える試合も散見された。ホームやアウェイ関係なく恐ろしい数字が並んでいる。

バルセロナの今季支配率ワースト5

一方で、バルセロナがポゼッションできなかった相手を見てみると何と支配率が50%を切った試合は1つもなかった。最も支配できなかったのは宿敵レアル・マドリー戦の第28節でワーストの52.4%となった。また、相性の悪い相手としては、ラージョ・バジェカーノがあがるだろう。ラージョとの2試合ではいずれも支配率が60%を割っている。結果はともかく内容としては健闘したと言えるだろう。

試合結果を見てみると、支配率が良かった5試合では4勝1分、悪かった試合では4勝1敗とさしたる差は見られなかった。

チャンピオンズリーグではさすがに支配率平均は61%とリーガほどの数字ではないが、並み居る欧州の列強を相手にこの数字も恐ろしいものである。

以前と比べると、縦へのスピードを意識するなど「ポゼッションサッカー」からのアップデートが叫ばれているバルセロナだが、3冠の裏には依然としてポゼッションの凄さがあった。この事実もまた見逃せない。

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