まもなく行われる2014年W杯の決勝戦の舞台に、日本代表が辿り着くことはなかった。

日本がこじ開けることのできなかったギリシャはコスタリカに僅差で敗れ、完敗を喫したコロンビアでさえも、ブラジルの前には屈するしかなかった。

2014年W杯という大会が私たちに告げたものはあまりにも残酷な現実だった。しかし、それらをどう捉え、どう対処していくのか。日本が今後、真剣にW杯で優勝を目指すのであれば、そういった命題と真摯に向き合わねばならないはずだ。

そんな今大会の日本代表について新しいデータを英国『Metro』が紹介している。記事によれば、とある研究グループが出場32ヵ国についての調査を行い、世界中のメディアがその出場国に対してどういった言葉を用いて描写したかについてまとめたという。

その結果を見ると、日本代表を形容した言葉の中で最も多かったのが以下の3つであったそうだ。

possession(支配)
disappointing(ガッカリさせる)
frustrated(失望した)

なんとなか納得でき言葉のチョイスであり、3つのうち2つがネガティブな要素というのもなんとなく頷けよう。

おそらく、"possession"を主体とするチームと伝えられつつも、その結果に"disappointing"や"frustrated"といった言葉が使われたのだろう。そう考えると、やはりちょっとだけ悔しい。

他の主だった国で言えば、ブラジルは"emotional(感情的な)"、"popular(人気の)"、"desperate(絶望的な)"の3つ。いずれも想像に難くない。ネイマールの涙や国歌斉唱のムード、そしてドイツ戦の惨劇を考えるとまずまず妥当な3フレーズだろう。

今大会で快進撃を果たしたコロンビアには"unexpected(想像することができなかった)"、"exciting(わくわくする)"、"attacking(攻撃的)"というかなり前向きな3つが、また今対価もいろいろと揉めたガーナは"money(お金)"や"strike(ストライキ)"といったものが含まれた。

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