ラヒーム・スターリングのマンチェスター・シティ移籍で90億円を超える移籍金を得たとみられているリヴァプール。

この夏7人目の補強選手として、クラブ史上2番目となる金額を用意し、アストン・ヴィラのベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケ獲得に乗り出しているとも伝えられている。

そして、もしそうなった場合、ブレンダン・ロジャーズはリヴァプール史上最も多く選手獲得にお金をかけた監督になるようだ。『cityam』が伝えている。

ベンテケの移籍が報道通りの移籍金で成立した場合、ロジャーズ体制下でリヴァプールが支出した移籍金総額は3.128億ポンド(約606.2億円)となり、クラブ史上No.1になるとか。2012年から指揮官を務めるロジャーズは今季がリヴァプールでの4季目。もしベンテケが加入することになれば、ロジャーズにとって29人目の新加入選手になる。

これまで最も選手獲得に資金を使ったのはラファ・ベニテスだったそうで、その額は3.095億ポンド(約599.8億円)。ただし、ベニテスは2004年からの6シーズンで、52人を獲得してこの数字であった。

4季目でロジャーズは早くもベニテスを超えることになりそうだというが、この2シーズンでの歴史的売却にも触れる必要がある。まず2014年夏にはルイス・スアレスをクラブレコードとなる5670万ポンド(現レートで約109.8億円)もの移籍金でバルセロナに売却。そして、今年はスターリングがクラブ史上2番目となる4900万ポンド(約94.9億円)でシティへ移籍している。

ロジャーズは売却額においてもクラブ史上に残る監督になるはず。もちろん彼ひとりで選手の売買を行っているわけではないが…。

ちなみに、スアレスを売った昨年夏は1億ポンド(現レートで約193.8億円)を超えるクラブレコードとなる補強を大型敢行。今年はここまで6人を補強しているが、うち3人はフリーで獲得しており、現時点の支出総額は4450万ポンド(約86.2億円)となっている。

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