7月19日、『Independent』は「トッテナム・ホットスパーは、WBAのイングランドU-21代表FWサイード・ベラヒーノの獲得に向けて1500万ポンド(およそ29億1000万円)の入札を行った」と報じた。

サイード・ベラヒーノは1993年生まれの21歳。ブルンジの生まれだが、戦争を避けて10歳の時にイングランドへ渡り、WBAの下部組織で育成されてきたアタッカーである。

各年代のイングランド代表に欠かさず呼ばれてきたエリートプレイヤーであり、特に先日まで組織されていたU-21代表では最大の得点源になっていた。

WBAでも2013-14シーズンからプレミアリーグでレギュラーを獲得し、今季はシーズン14ゴールを決めるなど大きな飛躍を遂げ、多くのクラブから注目を集めていたと言われている。

記事によれば、トッテナムが彼の獲得に本腰を入れたのは、エマニュエル・アデバヨールの売却の話が進んでいるためであるとのこと。

リヴァプールにベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケを売却する可能性が高くなっているアストン・ヴィラがアデバヨールに興味を持っており、そのための交渉が進んでいるようだ。移籍金は400万ポンド(およそ7億8000万円)程度ではないかと推測されている。

そうなればリヴァプール、アストン・ヴィラ、トッテナム、WBAの4チームでベンテケ、アデバヨール、ベラヒーノが玉突き移籍することになる。

【次ページ】トッテナムの別の動きは?