チリ代表MF、アルトゥロ・ビダルのバイエルン移籍が濃厚な状況にあるユヴェントスだが、GMのジュゼッペ・マロッタは選手本人の意向を反映していることを強調した。

カルロス・テベス、アンドレア・ピルロ、アンジェロ・オグボンナに続きビダルも失うことが濃厚なユヴェントス。セリエA4連覇を果たしたチームは大きな変革期を迎えている。

ジュゼッペ・マロッタ
(ユヴェントスGM)

「我々は選手から退団を望まれない限り、売却するつもりはないと常々言ってきた」

「その通りにしてきたよ。テベスは母国アルゼンチンに戻ることを求めた。ピルロは何度か話し合った末、新しい経験を求めることに決めた」

「オグボンナは継続的に出場することを求め、ビダルは私がバイエルン・ミュンヘンの上層部と会いに行く前に彼に問いかけた」

「彼は異なる経験を望んでいることを認めたよ。彼ら(=バイエルン)は5年契約をオファーしているが、私は選手(=ビダル)が2017年まで契約があることを強調しておきたい。彼の将来にとってはとても重要な事だね」

「我々は売却するクラブではないし、我々はチームのクオリティのレベルを増すことができる選手に注目している」

選手の要望に沿いつつも、チームのクオリティを上げる選手の獲得に取り組んでいるマロッタ。確かに既にドイツ代表MFのサミ・ケディラやアルゼンチンのアタッカー、パウロ・ディバラらを獲得し、補強にも余念がない。先日、シャルケのユリアン・ドラクスラーに興味があると報じられているが、同じドイツ代表でバイエルン所属のマリオ・ゲッツェにも興味があるようだ。