マット・ターゲット(サウサンプトン/1995年9月18日生まれ、19歳)
最後にトリを飾るのは育成の王様サウサンプトンが育成中のマット・ターゲットだ。ウィンチェスターの生まれで8歳からセインツ下部組織に入った地元の星だ。ルーク・ショウがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍してからは早くも"ショウ2世"と呼ばれている。とはいえ、彼ほどの攻撃力はなくどちらかというと冷静で渋い働きを見せている。
2014-15シーズンの第6節QPR戦にてプレミアリーグデビューを飾ると、リーグ戦6試合に出場した。彼が負傷すると日本代表DF吉田麻也が同ポジションに入ることもあり、やや手薄なポジションを10代にして担っている。昨年12月に5年間の契約を更新済、今シーズンは開幕からスタメンに抜擢されている。
総評
いかがだっただろうか?意外なことにフォワードの選手は1人もおらず、グリリッシュ以外はすべて守備の選手であった。一般的にゴールキーパーやディフェンダーは経験や実績が物を言うポジションとも言われており長い時間をかけて育成される傾向があるが、一方で彼らの様に10代にして類まれな働きをするものもいる。多くは、アフリカやカリブ海の血を引き継いでおり身体能力は既にトップレベル、リオ・ファーディナンドに憧れていた、比較されていた・・・というものが多いことも特徴だろうか。
とはいえ、シーズンはまだまだ序盤戦。これからもどんな若手がチャンスをつかむのか、楽しみは始まったばかりだ。