2. 選手紹介の際のCG演出

サッカー中継ではすっかりお馴染みとなった試合前のスタメン紹介。

プレミアリーグでは、CGを用いてよりリアルな形で先発11人を紹介している。

こちらは『Sky Sports』で用いられているもの。選手はGKからDF、MF、FWという順で紹介されるのだが、選手を動くモーションで紹介している。

一般的なサッカー中継であれば、選手の名前をフォーメーションの形に並べるだけなのだが、こうすることでたとえ馴染みの浅いチームの選手でも、顔と名前を一致させることができる。

これらを可能とするのは、「クロマキー合成」という技術だ。これは『J SPORTS』の人気番組『Foot!』でも用いられるもので、青色や緑色の背景の前で人物を撮影し、その背景に別の映像をはめこむことができるのだ。

クロマキー合成の撮影現場の様子を、チェルシーが紹介してくれていた。

どうやらプレミアリーグの各チームは開幕前に一斉にこの撮影を行うことになっているようだ。このあたりの財源はさすがプレミアリーグ…。

ちなみに、『Sky Sports』では2部リーグにあたるフットボール・リーグ・チャンピオンシップも中継しているようなのだが、その先発紹介のイメージはこうなっていた。

残念ながら、プレミアリーグのような三次元ではなく二次元であるよう。お金的な問題もそうだが、イングランド2部は選手の出入りが激しくチーム数も多いため、クロマキー合成を用いた選手紹介が難しいのかもしれない。

ちなみに、この三次元による選手紹介は『J SPORTS』の中継でも取り入れられている。

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