2. 選手紹介の際のCG演出
サッカー中継ではすっかりお馴染みとなった試合前のスタメン紹介。
プレミアリーグでは、CGを用いてよりリアルな形で先発11人を紹介している。
It's a home debut for Rondon and Pedro starts. Join us on Sky Sports 1 HD http://t.co/1AbRZwTPT7 pic.twitter.com/B9fKSn1ohj
— Sky Sports Football (@SkyFootball) 2015, 8月 23
こちらは『Sky Sports』で用いられているもの。選手はGKからDF、MF、FWという順で紹介されるのだが、選手を動くモーションで紹介している。
一般的なサッカー中継であれば、選手の名前をフォーメーションの形に並べるだけなのだが、こうすることでたとえ馴染みの浅いチームの選手でも、顔と名前を一致させることができる。
これらを可能とするのは、「クロマキー合成」という技術だ。これは『J SPORTS』の人気番組『Foot!』でも用いられるもので、青色や緑色の背景の前で人物を撮影し、その背景に別の映像をはめこむことができるのだ。
We're still going at Cobham... #CFC pic.twitter.com/HjaXSDfP44
— Chelsea FC (@ChelseaFC) 2015, 8月 4
クロマキー合成の撮影現場の様子を、チェルシーが紹介してくれていた。
どうやらプレミアリーグの各チームは開幕前に一斉にこの撮影を行うことになっているようだ。このあたりの財源はさすがプレミアリーグ…。
ちなみに、『Sky Sports』では2部リーグにあたるフットボール・リーグ・チャンピオンシップも中継しているようなのだが、その先発紹介のイメージはこうなっていた。
TEAMS: Here's how @officialpompey and @dcfcofficial line up on Sky Sports 1 HD: http://t.co/lurSLYzxrP #CapitalOneCup pic.twitter.com/8uVTN1zRSO
— Sky Sports Football (@SkyFootball) 2015, 8月 12
残念ながら、プレミアリーグのような三次元ではなく二次元であるよう。お金的な問題もそうだが、イングランド2部は選手の出入りが激しくチーム数も多いため、クロマキー合成を用いた選手紹介が難しいのかもしれない。
ちなみに、この三次元による選手紹介は『J SPORTS』の中継でも取り入れられている。