『BBC』は「設立以来初の勝利をあげた南スーダンサッカー連盟のチャバー・ゴク・アレイ会長は、スポーツを通じて戦争を止めることが出来ると話した」と報じた。

2011年に独立を果たし、次年度にアフリカサッカー連盟(CAF)、および国際サッカー連盟(FIFA)に加盟することに成功した南スーダン。

しかし独立直後からスーダンとの間で国境紛争が頻発している上、2013年末には副大統領派によるクーデター未遂事件が発生し、その残党が反政府武装組織として現在も戦闘を続けている状況にある。

代表チームも苦しい状況の中で戦うことを余儀なくされているが、5日に行われた赤道ギニア戦で1-0と勝利を収めることに成功。

これは連盟設立以来13試合目にして初めての白星で、南スーダンのサッカーの歴史に残る一勝となった。

試合を終えて取材に答えたチャバー・ゴク・アレイ会長は、サッカーで戦争を止めることが出来ると話し、平和な国になることを願っていると明かした。

チャバー・ゴク・アレイ
(南スーダンサッカー連盟会長)

「サッカーを通して、我々は戦争を止めることが出来る。そこには部族も政党もないので、平和な国について話すことができる。

土曜日の夜の反応は素晴らしかった。南スーダン全ての人々にとって特別な一日となったからね。スポーツにおいては、我々全員が一つになるという良いメッセージを届けることが出来た。

現在私は部族や政治的な背景と関係なく人々からメッセージを受け取っている。

この勝利は南スーダン――そこには部族の名前もなく、政党の名前もなく、南スーダンという名の下で達成されたもので、政府と戦っている反乱軍でさえもこれを祝っていた。

これは代表チームから南スーダンの人々へのギフトだ。我々は南スーダンとして団結し、調和できると約束したので、それが繰り返されることを望んでいる」

「政治的な状況は、サッカーだけでなくスポーツ全体に影響を与えている。さらに他の文化的な活動にも。なぜなら、戦争によって、政府が娯楽に関して多くのことをできずにいるからだ。彼らは他に優先しなければならないものがたくさんあり、スポーツにも影響が及んでいる。

しかし、我々はこの状況が落ち着くこと、そして平和がやってくることを楽しみにしなければならない。そうすれば、調和してスポーツをすることが出来る」