今年8月、アメリカの『NBC』は同国内のプレミアリーグの放映権について、新たに6年契約を結んだ。

これで、2021-22シーズンまでの同リーグの全試合の放映権を手に入れた形だ。現行の契約は年8300万ドル(100億円)という額であったが、来季2016-17シーズンから履行される新契約は6年で10億ドル(1206億円)という巨額だとも言われている。

同局としてかなりの投資をした形になるが、広告面を含めて好調のようだ。『broadcastingcable』が伝えている。

同局スポーツグループの執行役員だというセス・ウィンター氏は「(プレミアリーグは)重要なライブ放送であり、広告のセールスも相当に好調だ」とコメントしたという。

同氏曰く、シーズンが9か月に及ぶプレミアリーグはテレビ放送されるチームスポーツにおいて最も長いものだとするとともに、広告の売り上げが昨季から2桁増となることを期待しているという。

NFLを中継する人気番組「NBCサンデーナイトフットボール」と同様に、今季のプレミアリーグの全ての番組の(広告枠?)はほぼソールドアウトだとか。

そして、広告主として強い業種は断トツで自動車メーカーだという。

一般的にテレビCMに登場する自動車メーカーはシボレー、メルセデス、レクサス(トヨタのブランド)、フォルクスワーゲン、トヨタ、ヒュンダイ、ミニ・クーパーだという。そのなかで、特に高級自動車メーカーがプレミアリーグの視聴者に広告を届けたがっているとウィンター氏は述べている。

その他、プレミアリーグにおいて強い広告主は金融サービス、保険、ビール、ファストフード店などのカテゴリーだそう。それらはガイコ(保険)、リバティ・ミューチュアル(保険)、プログレッシブ(保険)、クムホ(韓国のタイヤメーカー?)、サブウェイ(ファストフード店)といった企業になるという。また、同氏曰く、広告主の大部分は(枠を)シーズン・パッケージで購入しているとのことだ。

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