アトレティコ・コルカタ

昨季はレギュラーシーズンで3位となったが、決勝大会で優勝。初代スーパーリーグのチャンピオンとなった。

名前の通りリーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーが経営に参画しているクラブとして知られている。

本拠地がかつて12万人を収容していたソルトレイク・スタジアム(現在は6万8000人まで)であるためか、フランチャイズ権の落札額が8チーム中最高値だった。

彼らの今回の注目は、なんと言っても和泉新選手の加入だ。日本で生まれ、2013年にインドに帰化した彼がついにスーパーリーグにやってきた!

昨年の優勝監督アントニオ・ロペス氏はもちろん留任。マーキーにもポスティガという名FWを加えたわけで、今季も強豪になりそうだ。

ちなみに、オーナーグループにはクリケットの大スターであったソウラヴ・ガングリーも参画している。

監督:アントニオ・ロペス(スペイン)

マーキー:エウデル・ポスティガ(ポルトガル代表FW)

注目選手:ホセミ、ボルハ、ハイメ・ガビラン(スペイン)、和泉新(インド)、サミーフ・ドウティ(南アフリカ)

ケララ・ブラスターズ

昨季はレギュラーシーズンで4位とギリギリだったが、決勝大会1回戦で首位だったチェンナイインFCを撃破し、準優勝に輝いた。レギュラーシーズンでは14試合戦って9点しか取っていないのに、決勝大会3試合で4ゴールという勝負強さがスゴかった。

破産した「死神」デイヴィッド・ジェームズを選手兼監督で雇い入れるという思い切った選択が吉と出た…ほどの内容でもなかった気もするが、ともかく結果は出たわけである。

明らかに勝負に出た昨季と違い、今季は非常に堅実。マーキーがカルロス・マルチェナという所からもう実用主義が見て取れる。

有名な選手と言えば元ニューカッスルのピーター・ラメイジ、ウェストハムの印象が強いGKスティーヴン・バイウォーターくらいであろうか。コアなアーセナルファンならサンチェス・ワットも覚えているかもしれない。

もしかしたら、かつてイングランド代表を暫定的に率いたこともあるピーター・テイラー監督が一番有名なのかもしれない。攻撃にタレントがほとんどいないチームをどうやって上位に持っていくか?采配にも注目だ。

ちなみにオーナーグループにはこちらもクリケットのスター、サチン・テンドルカールが入っている。

監督:ピーター・テイラー(イングランド)

マーキー:カルロス・マルチェナ(元スペイン代表MF)

注目選手:ジョアン・コインブラ(ポルトガル)、ピーター・ラメイジ、スティーヴン・バイウォーター(イングランド)

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