チェンナイインFC

我らが「兄貴」ことマルコ・マテラッツィが選手兼監督として率いたクラブ。昨年はブラジル代表MFエラーノが大爆発しリーグ優勝を飾ったが、まさかの決勝大会1回戦敗北で悲しい結果に。

結果を残したマテ兄貴は留任したが、選手としては登録されず指揮に専念することになった。今季は優勝候補の一角として戦うことになる。

なにせ、昨季活躍したエラーノがまた所属してくれる上、アトレティコ・コルカタのチーム得点王だったエチオピア代表FWフィクル・テフェーラを引き抜いちゃったのだから当然だ。

アレッサンドロ・ポテンツァ、マヌエレ・ブラージとマテ兄貴の旧知の選手も加入し、実力としてもおそらくスーパーリーグ最高レベルになったはず。唯一、GKがいつまで経っても安定しないアプラ・エデルであることだけが心配である。

なお、ここのオーナーグループにはクリケットのスターであるマヒンドラ・シン・ドニに加え、ボリウッド俳優のアビシェーク・バッチャンが入っている。

監督:マルコ・マテラッツィ(元イタリア代表DF)

マーキー:エラーノ(元ブラジル代表MF)

注目選手:ベルナール・メンディ(元フランス代表DF)、フィクル・テフェーラ(エチオピア代表FW)、アレッサンドロ・ポテンツァ、マヌエレ・ブラージ(イタリア)

FCゴア

鹿島アントラーズの神様ことジーコが監督を務めているクラブ。昨季はロベール・ピレスがぱっとしない中でレギュラーシーズン2位と素晴らしい結果を残したのだが、決勝大会1回戦で敗れた。

昨季を思い出せば、選手はチェコ代表がいたりでジーコの意向を感じられなかったのだが、今回はそれとは一変している。

マーキーには元ブラジル代表DFルシオを獲得し、それ以外にもかつて柏レイソルやジェフ千葉でプレーしたレイナウド、マルセイユにもいた名GKエリントン・アンドラーデ、フラメンゴの伝説的選手レオ・モウラが来ている。

また、日本ではあまり知名度は高くはないが、アル・アハリ(サウジアラビア)でめざましい活躍をした左利きのFWヴィクトル・シモンエスが入った。彼のポテンシャルは得点王になれるだけのものが十分にある。

なお、ここのオーナーグループは地元の企業家のコンソーシアムであり、あまり面白みはない。

監督:ジーコ(元ブラジル代表MF)

マーキー:ルシオ(元ブラジル代表DF)

注目選手:ヴィクトル・シモンエス、レイナウド、エリントン・アンドラーデ(ブラジル)、ジョフレ(スペイン)

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