アンドラinスペイン (例:FCアンドラ)
1993年に独立した人口7万人のミニ国家。スペイン、フランスに外交のほとんどを委ねており、サッカーでもスペインのリーグに越境しているチームもある。
ちなみにスペイン内にもアンドラという地名がアラゴン州テルエル県にあり、アンドラCFというサッカーチームがある。これに対して、アンドラ公国のサッカーチームはFCアンドラである。両者は同じスペインのリーグに属しており、非常に間違えやすい。
左側がFCアンドラ、右側がアンドラCF。クレストで見れば一目瞭然なのだが…。
小さな国は守備機会が増える。そのためにゴールキーパーのコルド・アルバレスはUEFAジュビリーアウォーズに選出されており、DFのイルデフォンス・リマは主将&同国最多得点を記録している。代表選手は半数がスペインでプレーしており、残りはフランス、アンドラ国内でプレーする。
国内リーグ、プリメーラ・ディビシオは1部8チームと決して大きな規模ではないが、2部リーグとの昇降格もある。優勝チームは、チャンピオンズリーグの出場権を得る。
カナダinアメリカ (例:モントリオール・インパクト)
アメリカと関係性が深い同国だけに兼ねてから様々な体制の元で関わりがあった。まず、1970年代には北米サッカーリーグに参加していたが1984年のリーグ解体を受けてカナダ・サッカーリーグが誕生する。
しかし、現在同国のサッカーチームはアメリカのMLS、もしくは2部であるNASLに参加しており、国内リーグはアメリカ3部相当の位置づけとなっている。しかし、直接2部へ昇格する手立てはなく、どちらかというと若手が育成するためのリーグという認識になっている。
代表チームの1つモントリオール・インパクトには、深澤仁博(元アルビレックス新潟)や元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタが在籍していた。
現在の顔と言えば、ご存じディディエ・ドログバだ。
カナダからは現在トロントFC、バンクーバー・ホワイトキャップス、FCエドモントン、オタワ・フューリーを含めた合計5チームがアメリカで戦っており、彼らは国内カップ戦であるカナディアン・チャンピオンシップでも顔を合わせている。
たった5チームのカップ戦であるためエドモントンとオタワが最初に1回戦を行い、勝者を含めた4チームで準決勝を行うという変則的なトーナメントになっている。勝者には、CONCACAFチャンピオンズリーグへの出場権が与えられる。
なお、過去にはバミューダ、プエルトリコのチームもアメリカの下部リーグへ参加していた。