チェルシーは6万人規模の新スタジアムの建設計画を明らかにしており、すでに建築事務所がデザイン案を公開している。その建設には少なくとも3年が必要であり、この間チェルシーは代替となるホームスタジアムを探す必要がある。
また、トッテナムも2018年の完成を目途に新たなスタジアム建設を予定しており、少なくとも1年間はホワイト・ハート・レーンの代わりとなるスタジアムをホームとして使用しなければならないという状況であった。
こうした状況もありウェンブリー側は現在チェルシーとトッテナムの双方と交渉中であるようで、両クラブが同時にホームスタジアムとして使用できるようにする案を提示しているという。
同紙ではその使用料を年間1100万ポンド(およそ20億円)としており、計5500万ポンド(およそ101億円)を手にすることになるようだ。
仮にこの案が実現するば、セリエAのインテルとミランのように、毎週どちらかのチームがウェンブリーで試合をするということになり、リーグテーブルの作成にも影響を及ぼすことになる。
ちなみに、先日行われたEURO2016予選のイングランド対エストニア戦もウェンブリーで開催されているが、すでにイングランドが勝ち抜けを決めていたにもかかわらず7万5427人の観客を動員している。