サッカー界からの声
出場枠増を歓迎したのは、これまであと1歩で出場権を逃してきた中堅国である。
北アイルランド代表監督のマイケル・オニールは昨年秋にこう語っていた。
マイケル・オニール
(北アイルランド代表監督)
「小国にとってまたとない機会です。
ワールドカップ欧州予選はおよそ50の国が13の出場権をかけて争います。
55か国が24枠が争うEURO予選の現在のシステムでは、出場権を獲得するのは非常に現実的な機会なんです」
元ウェールズ代表MFライアン・ギグスも
ライアン・ギグス
(元ウェールズ代表)
「ウェールズ代表にとってまたとないチャンスです。
私は偉大なキャリアを歩んできました。
説明できませんが、しかし、正直にいうとワールドカップやEUROでプレーすることを夢見ていました」
とEUROの出場権拡大(16→24チーム)を歓迎し、実際にチームもモチベーションを結果に変えて見せた。
『ESPN』もオーストリア、アルバニア、ウェールズはEURO2016の展開が良かったことを証明したと報道している。
現場、またそれを取り巻くメディアではかねがね好意的に捉えられている。
ファン目線から言うと中堅国にチャンスが広がったことで予選では消化試合も減り、白熱した試合が見られるという側面もあるだろうか。
一方で、出場枠を増やしたことで懐疑的な目を向ける者も少なくない。