反対派は?
反対派の多くはサッカーファンである。
私の友人で、イギリスのサッカーファンの男性は語る。
サッカーファンの男性
「過去の国際大会でもたまに90分間の勝利なしで勝ち進むチームがある。例えば、1990年ワールドカップのアイルランド代表がそうだ。
EUROでは、2004年にギリシャが優勝した。24チームが本戦を争うとそういう事態が増えることになる」
中堅国の躍進を望まない、大国同士の激突を好むファンにとっては中堅国が”主役”になるシステムは不満があるようだ。
『Grantland』は、「大きなチームの幾つが本戦出場を逃すだろうか?」と述べている。
実際には、オランダ代表が予選落ちという事態を招いたが、24チームが出場するとなると大国が予選落ちをする確率はめっきりと減るだろう。彼らからすれば、”ぬるい”予選と言えるかも知れない。
ワールドカップをはじめビッグトーナメントの出場枠を増やす傾向はずっと続いている。
ミシェル・プラティニはEURO2016予選に向けて「代表チーム、サッカーファンどちらにも良いことです。ほとんどが同意するでしょう」と語っていた。
まずはフランスでの各チームの戦いぶり、ファンの盛り上がりぶりが、1つの答えになりそうだ。
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