『Gazzetta dello Sport』は「セリエAを担当している審判に聞き取り調査を行った結果、製品に不満を持っている者が多いことが明らかになった」と報じた。

昨年のワールドカップで使用され、その後スペイン、ドイツ、イングランドなど主要なリーグで続々と導入されていったバニシング・スプレー。


しかしセリエAでマッチデザイナーを務めているドメニコ・メッシーナ氏が各審判に聞き取り調査を行い意見をまとめたところ、製品に不満を持っているものが多いことが明らかになったという。

これらのスプレーはフリーキックの際に壁、そしてボールの位置をマーキングするために使われる。審判らが不満を持っているのは、製品の泡があまりにも急速に消えてしまうということであるそうだ。

カタログスペックにおいては十分な時間が保証されているものの、スプレーの使用状況は過酷である。

レフェリーが走ればスプレーの中身は攪拌され、ピッチに落としてしまうこともあり、ホルダーについても缶を適切に保護するものではない。

そのために劣化が激しく、実際に試合で使用した際には期待しただけの時間泡が維持されないということであるそう。

これを受けてイタリアサッカー連盟は耐久性に優れた他製品がないか探している状況にあるとのことで、何らかの解決策をとる可能性があるという。

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