リヴァプールがリズムを得るには、クロップの神通力よりももっと多くのものが必要

再びの引き分けによって、ユルゲン・クロップ監督は言った。チームがあるべき所に戻るには、恐怖と不安を克服しなければならないと。

残り2、3分といったところでサウサンプトンに同点ゴールを許し、クロップは言った。

『これはタダのゴールだ。サッカーの試合だ。人生最後の出来事の用でもあるが、我々は落ち着いて行かなければならない。

このプレッシャーは理解できないが、人々はそれを感じているようだ。

これは世界の終わりではない――私がそう感じたただ一人の人間ではないことを祈っている』

メンタリティはこのリヴァプールにおける進行中の問題だろう。2014年5月にはクリスタル・パレスと3-3で引き分け、タイトルへの挑戦を終えてしまった。

時間と忍耐を持って、クロップはメルウッドに取り憑く幽霊を追い払うことが出来る――いや、出来なければならない。

明白になっているのは、このプロセスは熱狂的なファンが推量するよりも長くかかりそうだという点だ。

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