稲本潤一

J2・コンサドーレ札幌に所属する稲本潤一は10代の頃から大型ボランチとして騒がれ、2001年、元名古屋指揮官アルセーヌ・ヴェンゲルの誘いによりアーセナルへ加入する。

しかしそれから14年後の今年、『Dailymail』によるワースト移籍10にノミネートされるなど、アーセナルでは公式戦で1試合も出場する機会を得られなかった。

それでも大活躍を見せた2002年W杯後にフラムへレンタル移籍すると、そのすぐ後の2002年8月27日、今はなきインタートトカップ決勝2ndレグ、イタリアのボローニャ戦でハットトリックを達成したのだ。

映像をお届けできないのが残念であるが、これが欧州主要リーグでプレーした日本人選手による、公式戦での初めてのハットトリックである。

つまり、これまでハットトリックを達成した日本人は4人。武藤はあの中田英寿も、小野伸二も、岡崎慎司も経験していない、日本人としては5人目の快挙だったというわけだ。

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