国際色豊かなドイツ・ブンデスリーガは世界中のファンを取り込むためにさまざまな取り組みを実施している。
武藤嘉紀が所属するマインツもHPはドイツ語版、英語版、日本語版、韓国版と4か国語に対応しており、ツイッターやフェイスブックもそれぞれの言語で丁寧な発信を行っている。
そのうちの日本語版フェイスブックは、31日のアウクスブルク戦でハットトリックを達成した武藤のファンへのメッセージをアップした。
試合直後の #武藤嘉紀 選手に直撃。ハットトリックの感想を伺いました。元マインツで現在アウグスブルク所属のク・ジャチョルとの絡みにも注目!
Posted by 1. FSV マインツ 05 on 2015年10月31日
チームは2点のリードを守れずリーグ3試合勝利なしとなったものの、ハットトリックを達成した武藤は充実感に満ち溢れた表情を見せた。
メッセージの途中にはこの日、アウクスブルクの2点目のゴールを記録した韓国代表MFク・ジャチョルが現れ、何やら“ちゃちゃ”を入れる。
もっと好かれた?ほんと疲れた?よく聞き取れないが日本語のように聞こえる。
ク・ジャチョルといえばヴォルフスブルクで長谷部誠と、マインツでは岡崎慎司とプレー。今シーズン開幕後にアウクスブルクへ移籍したが、新加入の武藤とも僅かな期間だけ一緒に過ごしている。
おそらく武藤が何を言っていたのか理解できていたはず。その胸中が「俺のチーム相手に3点も取りやがって!」なのか、あれだけの活躍をしながら“優等生”であり続ける武藤に呆れているのかは分からないが、ちょっと不満そうな表情であった。
この微笑ましい妨害に武藤は笑いつつも、最後まで優等生的な発言でメッセージをしっかりと締めくくっている。