ミカエル・ラウドルップ(フリー)

信憑性:30%

ライカールトと共に、ヌーノ辞任の当日から『Sport』で名前が出ていたのがこのミカエル・ラウドルップ氏だ。

かつて日本でも少しプレーしたことで知られる彼であるが、現在はフリーの身。昨季カタールのレフウィヤを率いていたが、契約が延長されず退任している。

バレンシアとは縁がないものの、現役時代はバルセロナやレアル・マドリーでプレーした経験を持ち、監督になってからもヘタフェ、マジョルカを指揮した。スペインのことは熟知している人物である。

さらにかつてのダニッシュ・ダイナマイトの一員とあってネームバリューも豊かで、欧州カップ戦で戦ったことも。

全ての要素はバレンシアが求めるだけのものを満たしているとも言える。あとは、今の状態のメスタージャに来たいのかどうかである。

緊急的に呼ばれなければ良いクラブの監督になれないような存在ではない。バレンシアが選ばない可能性よりも、むしろラウドルップ側が断る可能性の方が高いだろう。

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