マンチェスター・ユナイテッドとの繋がり

ピーター・リムは多くの大富豪の例に漏れず、いくつかのクラブと接触があった。有名なのはACミラン、そしてリヴァプールであるが、グレイザー・ファミリー以前のマンチェスター・ユナイテッドにもアプローチしていた。

それから数年が経ち、ピーター・リムがイングランドで投資したのはなんとノンリーグのクラブ。サルフォード・シティというチームの株式を50%購入したのだ。

大富豪が何故儲けにもならない小チームの株を買ったのか? といえば、おそらくサルフォード・シティというチームが「特別」だからである。

2014年3月、このクラブの株式を買ったのはフィリップ・ネヴィル、ギャリー・ネヴィル、ニッキー・バット、ポール・スコールズ、そしてライアン・ギグス。彼らは今でも10%ずつの株式を所有している。

さらに、ピーター・リムはその後そのマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド達と関係を深めていく。

マンチェスターの廃ホテルを復活させる計画でネヴィル兄弟とギグスを支援し、中国方面のパートナーと共に2億ポンドのプロジェクトに参加している。

また、報道によれば先日オーストラリアで死去したネヴィル兄弟の父、ネヴィル・ネヴィルの葬儀にもピーター・リムの姿があったという。

要するにネヴィル兄弟とピーター・リムはそもそも「パートナー」であったのだ。

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