その理由を知るためには、このインタビューで話されていた内容を知る必要がある。

この時、インタビュアーとクロップ監督との間にはこのような会話が交わされていた。

―WBAのベンチに何かしら言いたい言葉があるようですね。どんなことを指摘したい…

クロップ「そのことに関して言うことは何もない。フットボールについてしか話せないよ(インタビューボックスを後にする)」

―OK。あ、最後に…一つ質問してもいいですか?

(クロップ監督がカメラの前から消える)

―さっきの質問は、オフサイドになったゴールについてなんです。それのことだったんです。

クロップ「(カメラの前に戻り笑いながら)なんだ、すまないね」

―いえいえ、構いません!

この試合でクロップ監督は、WBAの監督トニー・ピューリスと何かを言い合うシーンがあり、試合後には握手を拒否したと伝えられている。

両者の間に一体何があったかは不明であるが、クロップ監督はWBAのベンチに何か思うことがあったようだ。

そして試合後のフラッシュインタビューでクロップ監督はそのことを問われたと解釈し、記者を冷たくあしらいカメラの前から姿を見せた。よほど腹を立てていたのだろう。

しかし、インタビュアーによれば質問の意図が異なっていたようで、本来は前半終了間際にあったオフサイドの判定について聞く予定であったのだそうだ。

そして、そのことを知ったクロップ監督はカメラの前に戻り、笑顔でインタビューに答えたのだそうだ。

単なる聞き間違いだったのか、はたまたちょっと熱くなりすぎていただけなのか…。記者に対しても笑顔で接することの多いクロップ監督であるだけに、ちょっと珍しいシーンであった。

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