トーキョー・セックスウェール(南アフリカ)

政治家、元反アパルトヘイト活動家

実業家(ムヴェラパンダグループ、アフリカ・マネジメント・リミテッド創業者)

元南アフリカワールドカップ招致委員会

かつてネルソン・マンデラ氏と共に反アパルトヘイト活動に携わり、1976年に逮捕され18年の懲役刑を言い渡された経験を持つ。

13年間の投獄生活を経験した後1990年に保釈され、その後はアフリカ民族会議の重役を歴任した。2009年にはジェイコブ・ズマ大統領から人間居住大臣を任されている。

政治活動の一方で実業家としても知られており、アブサ・グループやアルテックなどの取締役を務めるほか、ムヴェラパンダ・グループのエネルギー関連事業などから利益を得ていると言われている。

なお、一般的に使われる「トーキョー」はあだ名であり、本名はモジマ・ガブリエル・セックスウェール。かつて空手をやっていたことから日本にちなんだ名前が付けられたという。

イスラエルとパレスチナ間の関係を監視する委員会のメンバーでもあった彼は、FIFA新会長を目指す中で透明性の確保や収入の増加を訴えている。

先日は代表チームのユニフォームにスポンサー名を入れるというアイデアを発表しており、FIFAの相次ぐスキャンダルで収入が減少する中、ビジネスマンとしての手腕を見せたいという意思を見せている。

【次ページ】一人ブラッターに挑んだ男