『Mirror』は「リヴァプールへの移籍が間近だと言われるセルビアU-21代表MFマルコ・グルイッチの父親は、イングランドへの移籍を反対している」と報じた。

今年19歳となったグルイッチは、夏に行われたU-20ワールドカップの優勝メンバーでもあるセルビア期待の大型MFで、現在ツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター)に所属している。

既にクラブはリヴァプールからの700万ユーロ(およそ9.2億円)というオファーを受け入れたことを宣言しており、来年7月1日にイングランドへと移籍することが発表された。

リヴァプール側は彼に対してスティーヴン・ジェラードの背番号8を手渡すとも言われており、大きな期待がかけられている状況となっている。

しかし、それを必死で止めようとしている者がいるようだ。それはマルコ・グルイッチの父親で、パスポートを没収するという手段にも訴えているという。

ゴラン・グルイッチ
(マルコ・グルイッチの父親)

「私は、彼らに息子(のキャリア)を台無しにさせない!

1日に10回も電話がかかってきた後、彼らは契約書にサインさせるために息子を説得した。マルコのパスポートは私と共にある。マルコは何処にも行かないと宣言する。

彼は世界王者になった。そしてツルヴェナ・ズヴェズダでタイトルを勝ち取るための道を歩んでいる。彼の価格がその後にさらに上昇することは論理的だ。

なのに、多くの人々が彼の移籍を認めさせようと急いでいる。私は、ミオドラグ・ボゾヴィッチ監督が息子をリスペクトしていることを知っている。息子を放っておいてくれ!」

【次ページ】「セルビアの若手はイングランドで誰一人活躍していない」