まずお互い驚いたのが、重さの違い。
今回登場しているサッカースパイクは、adidas「エース」シリーズの最新モデル、近々改めて紹介する予定の『エース 16.1-ジャパン』。
一方、ラグビースパイクは、バックス向けである『F50 アディゼロ RS7』の後継、『クレイジークイック』である。
重さは、前者が270g(片足27.0cm※レザーモデル)であるのに対し、後者は320g(片足26.0cm)。
スパイクで片足50グラムというのは結構な差だ。ちなみに、中村などプロが使用する天然・人工芝向けの『エース 16.1 FG/AG』はもっと軽い。
これについて五郎丸は、「飛距離を出すためにはある程度の重さが必要」と語っている。確かに、サッカーでもゴールキーパーはゴールキックなどで飛距離を出すため昔から重さのあるモデルを選択することが多い。
ただ、中村の場合は中盤の選手ということもあり、スパイクは軽さを重視していることが以前から知られている。同じ「キッカー」でも競技による違いが垣間見えて面白い。
また、アウトソールについて、ラグビーはどちらかというと取り替え式のイメージが強いが、五郎丸は「日本の芝は固定でいける」とコメント。これについては中村も同意のようで、「日本に帰ってきたときはグラウンドが硬くて驚いた」と海外との違いについて語った。
今年、世界最高峰のラグビーリーグ「スーパーラグビー」に挑戦する五郎丸。いまだ横浜F・マリノスの中心選手として活躍する中村とともに、彼の海外でのプレーも楽しみである。
スーパーラグビーは今月26日、Jリーグの「明治安田生命J1リーグ」はその翌日27日に開幕する。