宮里藍と谷亮子の声が判別つかない……手倉森誠とカンニング竹山の区別がつかない……

世界には似たものがたくさんあるもの。もちろんサッカーのクラブ名にもややこしいものがたっぷりある。そんな紛らわしいものを一部であるが取り上げてみた!

なお、例えばバルセロナ(スペイン)とバルセロナ(エクアドル)のように国を跨いだものは際限がなくなってしまうので省いている。

また、ブラジルには州を跨ぐと様々な同名のクラブがありすぎるのでこちらも省いている。

ダンディーFC と ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)

スコットランドのトップリーグを戦っているダンディーの2クラブ。深い青をシンボルカラーとするのがダンディーFC、そしてオレンジのヴィヴィッドな輝きを持つのがダンディー・ユナイテッドだ。

より歴史が古いのは「ザ・ディーズ」の愛称を持つダンディーFCだ。イースト・エンドFCとアワー・ボーイズという2クラブが合併して1893年に創設された。

初期からスコットランドの中堅クラブという立場を確固としており、1909-10シーズンにスコティッシュ・カップ、1961-62シーズンにはリーグも制覇。

リーグカップに至ってはこれまで3回獲得しており、1951-52、1952-53には連覇も。近年は長く2部での戦いを余儀なくされていたものの、一昨期に2部優勝を果たし、昨季は7位と好成績を残している。

一方、先日日本代表GK川島永嗣が所属したことでも話題になったダンディー・ユナイテッドは、FCに遅れること16年、1909年に創設された。

当初の名前はダンディー・ハイバーニアンという名前で、1923年に消滅の危機を乗り越えた際に改名されている。

歴史としてはやや浅いとはいえ、実績についてはFCの側に劣らない。1982-83シーズンにはリーグ優勝を果たしており、スコティッシュ・カップ、リーグカップは2度ずつ制覇。

1996年の昇格以降はプレミアリーグの上位に付けることも多く、UEFAカップ、ヨーロッパリーグにも出場してきた。近年はFCよりも「格上」のチームだったと言える。

しかし、今季はその立場が一転。ユナイテッドは最下位に沈み、FCは上位に付けている。

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